こんにちは。
一般社団法人 点字教材制作ネットワークのホームページにようこそ!!
1. 私と点字教材
私と点訳ボランティアさんとのご縁は、大学入試の準備をし始めた頃に、予備校の教材を点訳してもらったことがきっかけで繋がりました。
その後、私は大学の数学科に入学し、受業でもらうプリントや教科書、大学院時代には英語の論文を点訳してもらいました。
また、ドイツ語、韓国語の受業を履修するにあたり、日本語ではない言語の、点字の教科書を用意してくださったボランティアさんもいます。
私の学生時代は、点訳ボランティアさんの助けがあったからこそ、充実させることができたのです。
2. 私が感じた危機感
1.で書いたきっかけは、1998年の話です。
当時、点字教材を作ってくださっていたボランティアさんとは、変らぬおつきあいをさせていただいています。
あれから25年の年月が経ち、ボランティアさんも同じように25年の年月を経てきました。
ふと気がつくと、ボランティアさんの顔ぶれがまったく変っていないことに気づきました。
そして…、ある日、韓国語のテキストをお願いしていたボランティアさんから、訃報が届いたのです。
このままでは、今、盲学校に通っている子どもたちに、点字の本や触る絵本を届けられなくなる…。
それがきっかけとなって、この会社を設立することにたどり着いたのです。
3. 点字で読みたい専門分野
点字ユーザーは、点字という道具を使って、物事を理解したり、新たな考えを生み出しています。
そのために、以下のA.~H.のジャンルの点訳者が必要だと考えています。
A.外国語 B.理 数 C.楽 譜 D.情報処理
E.古文・漢文 F.触る絵本 G.ボードゲーム(将棋・囲碁など)
H.その他、専門的な内容を含む書籍など
この会社では、「視覚障害ってどんな人?」というひとから、「点訳のレベルアップをしたい」という人に向けてのワークショップや、点訳ボランティア同士の情報交換の場を提供します。
まだまだ小さい会社ですが、これをご縁に、よろしくお願いします。